皆さん、みーです。
すぐに肌の調子が悪くなる、かゆみやスキンケアでしみる時がある。歳を重ねるごとに、そんな症状を感じるようになった方もいるのではないでしょうか。肌が敏感になってきたサインを見逃さず、正しいスキンケアを行いましょう。
敏感肌とは?
髪の毛や洋服が肌に触れるとチクチクし、かゆくなる。化粧品がしみたり、赤みが出たりする。湿疹やかぶれが出やすい。季節の変わり目やストレスで肌が荒れやすい。少しの刺激に反応してしまうのが敏感肌です。自分は生まれつき敏感肌だと思われている方もいると思いますが、敏感肌には2つのタイプがあります。間違ったスキンケアで自ら敏感肌になってしまっている場合と、生まれつきの肌質の場合です。
間違ったスキンケアとは、クレンジングのしすぎや合わない化粧品を使うことです。その影響で肌が荒れ、乾燥の原因になります。また、寝不足や不規則な生活から肌の抵抗力を低下させ、不安定な肌を作り出します。
このようなタイプに当てはまらず、スキンケアも生活面にも気を使っていても敏感な場合は生まれつきの敏感肌です。もともと肌が薄く外部からの刺激に過剰に反応してしまいます。
敏感肌になる理由
敏感肌の原因には、肌のバリア機能の低下があげられます。歳を重ねるごとに敏感肌になる「大人の敏感肌」は、加齢により皮脂の分泌量が低下し乾燥したり、乾燥によるバリア機能が低下したりすることが主な原因です。
また、季節の変わり目や体調、環境の変化によって、肌のバランスがくずれ一時的に敏感肌になってしまうこともあります。肌が敏感になると、いつもと同じケアをしていても肌全体がカサカサしたりかゆみを伴うことも。
これは肌のバリア機能が弱まっているサイン。肌のバリア機能は、わずか0.02㎜の角質層が担っています。この機能が弱まると、肌が荒れる→ゆらぐという悪循環に陥ります。
スキンケア対策
肌が敏感だからといって無添加や自然派の化粧品を選びがちですが、これらの表示があるからといって必ずしも肌に優しいわけではありません。食品と違い、天然成分のほうがかぶれなどのトラブルを起こしやすいこともあります。
例えば植物エキスにしても、ひとつの植物エキスの中にはたくさんの成分が含まれていて、その中のひとつでも肌に合わなければアレルギー反応が起こることもあるのです。
無添加の化粧品も基準はメーカーごとに違いますし、防腐剤や香料を含まない代わりに界面活性剤などが多く含まれている場合もあります。化粧品の選び方としては、成分表示に書かれている成分がより少ないものがよいでしょう。成分の数が少ない方が肌に優しくアレルギーも起こしにくいと言えます。
日焼けに気を付ける
日焼けにも、今まで以上に気を使っていきましょう。
歳を重ねるごとに身体の生理的機能が失われていくのがいわゆる老化で、紫外線によって肌がダメージを受けるのが光老化です。老化の上に光老化が重なると、しみやシワの生成を増長してしまうのです。
皮膚が厚くなり、ごわついて肌の色も濃くなります。これは真皮にある皮膚のハリを保つ弾性線維が壊され、固まってしまうことから起こる症状です。日焼け止め化粧品の選び方は、紫外線吸収剤フリーのものがよいでしょう。「紫外線吸収剤不使用」「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル]などと表示されています。
スキンケアのバリア機能
スキンケアに関しては、バリア機能に着目していきます。低下したバリア機能を刺激しないようにシンプルケアにしつつ、敏感肌にとっていちばん大切な症状の鎮静化をはかります。
まずバリア機能の回復させるために肌全体がスキンケアを受け入れられるだけの肌体力のある状態に回復させます。刺激を避けることを最優先にして、スキンケアは成分がシンプルなもので抗炎症作用のある成分が配合されているものを選びましょう。
保湿と鎮静
肌が元気になるように栄養を与えたくなりますが、まずは保湿と鎮静を心がけましょう。
クレンジングは、肌に最も負担がかかるので特に注意が必要。刺激の強いクレンジングを避けることはもちろん、いつもはよく落ちるオイルクレンジングを選ぶとしても、敏感肌になっている時はクリームタイプのクレンジング剤に変えるなどの工夫が必要。
クリームタイプは内側から持ち上がったような、もっちりとしたハリを感じる洗い上がりで、乾燥が気になる肌や季節にもおすすめです。さらに肌がデリケートな時にはミルクタイプにチェンジしましょう。
敏感肌にも季節の変わり目の時にも肌を傷つけずしっとり仕上がり、潤いと透明感が期待できます。肌をやわらかくするので化粧品のなじみがよくないと感じる時にも有効です。
それでも刺激が強いと感じる時は、石鹸を使用しましょう。どんな肌にも合う万能選手で、さっぱりとして刺激もほとんどありません。界面活性剤や防腐剤が入っていないシンプルなものがおすすめです。
最近では美容成分が入ったものや、すっきりと洗い上げながらも保湿力の高いものもあります。
乾燥にも気を付けて
また、乾燥と共に強いかゆみが出たり、目の周りだけが赤くカサカサしたりする場合はアトピー性皮膚炎になっている可能性もあります。子どものころから症状が出るイメージがありますが、最近では大人になってから発症する成人型アトピー性皮膚炎も増えています。皮膚科に一度行ってみることをおすすめします。
最後に
敏感肌でお悩みの方は、常に肌の調子をチェックしてみましょう。指の腹で目尻を触り保湿状態を、小鼻を触り脂分の状態を確かめます。指が弾む感覚なら、どちらもよいバランスが取れている証拠です。べたついていたら乳液やクリームが多すぎ、目尻がカサカサしていたら潤い不足ということなので量を見直してみましょう。
コメントを残す